桜前線の北上のニュースで賑わう日本列島ですが、雪国ではまだ雪片の舞う季節が続いていますね。
既に畑の土もあらわになり始めていましたが、久々に雪の降りしきる日になりました。
平成最後の冬は異例の積雪不足でしたが、新しい元号になる頃には畑はどんな具合になっているでしょうか。
雪国の畑の前準備
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今になって雪が降りしきるとも知らず、今週は畑の雪割りを行いました。
雪割りは春先の風物詩のようなもので、畑に覆いかぶさった平らな雪を砕き、表面積を増やして雪解けを促す作業です。
「雪割り」は季節により意味合いが変化する作業でもあります。
冬半ばに行う雪割りは、畑の毛布の役割を果たしている雪を割くことで土壌まで凍らせる為の方法です。
こうすることで畑に残留した根菜や害虫などを駆除し、土壌をリセットすることができます。
雪の降らない土地では寒い季節に土をひっくり返す「寒起こし」という手法もあるそうで、どちらも連作障害を防ぐための手法です。
冬に作付けを行えない北国ですが、冬の寒さは時として味方にもなります。
既に冬の雪割りの季節は終わりましたが、これらの方法は家庭菜園でも手軽に試すことのできる連作障害対策ですね。
枝豆の発芽のポイント
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ということでまだ畑の完成は先ですが、発芽の準備にかかりたいと思います。
枝豆の苗作りには先週用意した
・枝豆の種
・育苗トレー・もしくはポット
・種まき培土
を用いります。
今回用意したのは育苗トレーですが、枝豆の場合できるならば底が深く一回り大きいポットの方が良さそうです。
ですが繋がっている分育苗トレーの方が管理が容易である為、窮屈になったらまた考えるとします。
種まき培土は粒子の細かさなどが栽培用と違い、その為保水力なども変わってきます。
畑のそのまま種をまく方法もあるため、これでなければいけないということもないでしょう。
ただ、発芽したての芽は時として動物達の恰好の餌です。
ですのでしばらくはトレーでぬくぬくと育ってもらうことにします。
種の発芽といえば、発芽率を上げるために土に蒔く前に水に漬けるという方法がありますが、マメ科の種はそういった作業は必要としていません。
ふやけてしまう程絶えず水に浸かっている状況は、湿害と言いかえって発芽率を下げたり衰弱させてしまいます。
種を蒔いた後は、日にあたりすぎない場所で見守ります。
枝豆は発芽にあまり日光を必要としない「嫌光性種子」である為、深めに土をかぶせるなど直射日光を避けてあげるのがポイントです。
今回は底の浅いトレーの為、日陰で保管するのが良いと思われますが、しばらくは室内での育苗になりますのであまり問題にはならないかもしれません。
次回からはいよいよ育成記録となります。今より少し春に近づいていることを期待します。
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