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3月になり雪の下の動植物も春の支度を始める季節になりましたが、
今回、収穫までを実際に1シーズン紹介する予定の「枝豆」も、
これからのまき時を待つ家庭菜園の代表的な野菜のひとつです。
野菜と言っても、枝豆は成熟しきると大豆になります。
大豆は豆類ですが、枝豆は未熟なうちに採る為野菜に類する事になっているんです。
そんな枝豆は収穫後は鮮度が落ちるのが早い為、ボイル前の枝豆は滅多に見ることはありません。
貴重な新鮮な枝豆を食することができるのは、家庭菜園のひとつの特権なんですね。
栽培を始めるために必要な物
枝豆をはじめとする野菜の栽培に必要なものは、ホームセンターで入手することができます。
・枝豆の種
・育苗トレー・もしくはポット
・種まき培土
まず発芽までに必要なこれらはすべてホームセンターで取り扱っていますが、3月時点ではまだ全ての春まき種子を仕入れていない地域もあります。
・暖地では2月頃から、
・冷涼地では3月下旬から
このように栽培が始まる時期は大きく異なる為、自分の住んでいる地域の春まきシーズンを心得ておきましょう。
また、寒い地域は上記のように春まきの時期は遅いですが、
栽培可能な期間は暖かい地域と比べて短い為、短い春を逃さないように計画に注意です。
種購入のポイント
昨今ではホームセンターの他に、100円均一でも枝豆の種を取り扱っています。
園芸用品も一通り揃っているので大変有難い存在ではありますが、
畑での栽培の場合、たい肥が大量に必要になったり、化成肥料の選択肢などから
やはりホームセンターにも足を運ぶべきと思っておいた方が良いでしょう。
100円均一で種を手に入れる場合、ホームセンターの種より量が少ない事も注意が必要です。
発芽失敗などのトラブルや、天候や条件により発芽率は変わってくることも考えられますので、
はじめに用意する種の数は、植え付ける予定数よりも多めを想定し、
種をまいた後もしばらく保管しておきましょう。
種子の入手は、上記の他にインターネットでも広く取り扱われています。
近くに種の取扱店が無い、もしくは変わった種類を栽培したい方は選択肢に入るでしょう。
ただし、食用の大豆は栽培用とは種子処置など異なるため、間違っても畑にまく用途ではありません。
種まき前の準備
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今回はホームセンターで種を購入しました。
時期がやや早く一部陳列していない種類もありましたが、枝豆は比較的時期を通して取り扱いが安定している印象ですので、入手には支障はありませんでした。
購入した種類は「食味はきわめてよい」スタンダードな早生品種です。
品種を決めた次は種まきとなりますが、同時に発芽した苗を植え付ける土づくりもスタートします。
畑づくりに必要なものは、次回から紹介していきたいと思います。
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