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洋食化が進み、日本でも多種多様ななキッチンハーブが身近な存在に感じられるようになってきました。
ですが、フレッシュなハーブはいざとなると手元にはないものですよね。
これから暖かくなり、様々な野菜が旬を迎えた時にハーブがあったなら、きっと料理のバリエーションが豊かになるに違いありません。
今回育てるのは、豊な芳香で様々な料理を本格イタリアンに変身させる「スイートバジル」です。
単に「バジル」とも言われるポピュラーなハーブで、家庭菜園でおなじみのトマトとの相性は知られている通りです。
色んな料理に使える万能ハーブバジルを育てて、いつもの食事の味と色どりをランクアップしましょう。
栽培を始めるために必要な物
ハーブの栽培に必要なものは、主にホームセンターや100円均一などに売られていますが、
発芽に必要なものは
・ハーブの種
・水
・日光
と言えます。
発芽はそれほど難しくない為、プランターや鉢植えの場合、市販のハーブ用、もしくは培養土にまいても良いでしょう。
今回は畑に植えるため、寒さや虫や獣からの食害予防で
・育苗ポット
を利用して発芽させます。
これは水はけと通気性を確保できる、ある程度土の入る器なら卵パックなどでも代用可能です。
このポットで育成後、苦土(くど)石灰で酸性を調整し、元肥(もとごえ)を施した土に植え付けます。
春植えの場合、植え付け時ははある程度気温が確保できるよう時期を調整しましょう。
今回の栽培地はまだ雪の残る冷涼地ですので、気温が二桁に乗るにはまだしばらくかかります。
種購入のポイント
スイートバジルなどのハーブの種は100円均一でも気軽に手に入れることができます。
きゅうりやトマトなどの果菜類と違い、葉の段階で採取でき、少量から楽しめるハーブは鉢植えなど観葉植物感覚でも楽しめます。
ですので、100円均一のようなショップから気軽に始められるのも良いところでしょう。
ホームセンターでは近頃の需要に対応し、多様な種類・メーカーの種をそろえています。スーパーなどには無い種類のハーブとも出会えるかもしれません。
また、種だけでなく土や容器がセットになった育成キットも販売されているため、そちらも手軽に始められます。
発芽などの心配がある方は、春先から取り扱いが始まる発芽済の苗を買うのも良いでしょう。
ハーブの種は非常に細かく、たくさん内容している為余らせがちです。
必要な分だけを植え付け、残りは発芽失敗やその他トラブルがあった時のためにしばらくは冷蔵庫などでとっておきましょう。
昨今はハーブの種から育てるスプラウトが流行っていますが、土栽培用の種とスプラウト用の種では農薬の処置に違いがあります。
通常の種は食用には適さない為、種に近い段階で食べるスプラウトはおすすめできません。
種まき前の準備
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室内でも気軽に生育されているメジャーなハーブは、比較的安定して店頭に並んでいます。
今回はホームセンターでバジルの種を手に入れました。
春ということもあり様々な種類のハーブが並んでいましたが、「イタリア料理に欠かせない万能ハーブ」
ということで、誰でも料理に使いやすい、スイートバジルを選びました。
次回から実際に発芽に挑戦する様子をお届けできたらと思います。
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