この記事ではきゅうりの害虫とその対策について紹介します。栽培の際に参考にしてください。
キュウリに発生しやすい害虫は?どんな被害?
キュウリは比較的、害虫の被害を受けやすい野菜です。アブラムシ、ハダニ、コナジラミ、アザミウマ、ウリハムシの害虫の被害を受けます。アブラムシやコナジラミが大量に発生すると排泄物で葉がベタベタになります。ハダニやアザミウマは葉に白い斑点をつくります。
害虫の被害にあうとキュウリの見た目が悪くなるだけでなく、生育が悪くなったり病気になったりします。
キュウリの害虫ウリハムシとは
キュウリで特に問題になる害虫はウリハムシです。ウリハムシは、名前の通りキュウリやスイカ、メロンなどのウリ科の植物を好んで食べます。
幼虫のころはウジ虫のような見た目をしていて、植物の根や茎を食べてスカスカにしてします。成虫は茶色い体で、葉の表面を丸くかじって食べます。葉の被害を放置するときゅうりが枯れてしまうこともあります。ウリハムシが成虫になる8月ごろが被害のピークです。
キュウリの害虫ウリハムシの対策
ウリハムシを見つけたら、被害が広がる前に捕まえて駆除しましょう。きゅうりの葉の裏に隠れていることが多いのでよく見てください。
大量に発生したときは、薬剤を散布するのが効果的です。薬剤を使う場合には用法をよく確認して使いましょう。
キュウリを虫の被害から守るには
苗が小さいうちは虫の被害にあいやすいので、防虫ネットをかぶせ虫を寄せ付けないようにしましょう。防虫ネットは目の細かいもののほうが小さな虫の侵入を防げます。
また、キラキラするものを虫は嫌がるので、シルバーマルチで覆うのも効果的です。プランター栽培ではマルチの使用が難しいので苗の根本をアルミホイルで覆うのもよいです。
虫を寄せ付けないだけでなく、増やさないことも大切です。窒素を多く含む肥料を与え過ぎると葉が茂り、虫が発生しやすくなります。肥料を与えすぎに注意してください。
さいごに
害虫対策のポイントは、虫を寄せ付けない工夫と駆除することです。キュウリが収穫できるように日ごろから害虫対策をしましょう。
Commentaires