top of page

菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

トマトの培養土の作り方

更新日:2019年3月17日



おいしいトマトを作るための培養土。人によって様々な配合がありますが、例を1つ紹介します。配合するときの参考にしてください。


用意する物

ピートモス

水苔など、水気の多い場所で育った植物が腐植化、泥炭化したものです。保水力が高いことが特徴の土です。ふわふわと柔らかいので、土を軟らかくする効果もあります。弱酸性です。ヨーロッパでは単体で使うこともありますが、高温多湿な日本では混ぜて使うのが一般的です。


赤玉土

火山灰土で、関東ローム層の土から出来ている弱酸性の土です。水はけ、保水性、通気性に優れています。粒の大きさは大粒から極小粒までさまざまなものが販売されています。水などで風化して団粒構造が壊れ、ただの土となってしまいます。プランターなど、水やりをよくする場合は定期的な確認が必要です。

バーミキュライト

蛭石を焼いて膨張させ、砕いた物です。軽くて保水性、保肥性、通気性に優れます。無菌なので種まき用に使うこともあります。


配合比率

一例であり、他の配合もありますが参考にしてください。

  • 赤玉土(極小):バーミキュライト:ピートモス=6:3:1

赤玉土をべースにして、ピートモスとバーミキュライトを混合することで保水性と排水性を上げた配合です。


こうして作った土に、肥料や堆肥、石灰などを混ぜて栄養とPHを調節します。PHはトマトの場合、弱酸性〜弱アルカリまで幅広く適応するのでそこまで気にする必要はありませんが、気になる人は土壌酸度計という測定器を使って調べてみてください。5.5以下の酸性なら苦土石灰を混ぜる必要があります。


さいごに

初めて使う土は、どんな性質をしているのか実際に使ってみないと完全な把握は出来ません。最初のうちは、乾き具合や水はけをこまめにチェックすることがポイントです。


閲覧数:994回0件のコメント

Comments


bottom of page