トマトが何月から収穫できるかは、苗を植える時期によって変わってきます。家庭菜園では春の終わりに植える夏秋栽培が一般的ですが、ハウスを利用することで時期をずらすことが出来るのです。今回は3種類の栽培方法をご説明します。
夏秋栽培
収穫は夏。ハウスなどを作らず露地栽培になります。特に必要な物が無いので、家庭菜園ではおそらく最も多いパターンです。5月のGW前後に苗を買ってきて定植させます。
種から育てても良いのですが、3,4月はトマトにとって夜の冷え込みが厳しい時期です。管理のために結局ハウスを作ることになったり、温度調節を失敗して弱い苗になってしまったりしかねないので、苗からの方がお手軽です。
促成栽培
収穫は春。秋に定植して冬を越し、冬の終わりから春に収穫します。ハウスなどで適切な温度管理をしなくてはいけません。家庭菜園では難しい方法です。
抑制栽培
収穫は夏の終わりから秋。ハウスやトンネルを利用して温度を保つことで、秋の収穫を可能にした栽培方法です。種まきは6月頃、苗を植えるのは8月頃と、夏秋栽培よりも遅くなります。こうして定植の時期を遅らせ、秋に収穫するトマトのことを、「秋トマト」や「抑制トマト」と呼びます。まだ寒さが本格化していない時期なので簡易ハウスで事足りる場合が多く、家庭菜園でも比較的やりやすい栽培方法です。
さいごに
それぞれの栽培方法に合った品種を選ぶこともポイントです。促成栽培や抑制栽培でおすすめなのは「ハウス桃太郎」。冬から春にかけて育てる用に品種改良されています。中玉になりますが「フルティカ」もおすすめです。
Comments