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菜園コラム

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  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

トマトのよくある害虫と駆除方法

更新日:2019年3月17日





トマトにはいろいろな種類の害虫がつきますが、その中で代表的な5種類を紹介します。ほとんどが病気を媒介するので、食害だけと侮らずに徹底した予防、対策をしてください。

 

害虫


アブラムシ

春と秋に発生します。トマトの汁を株全体から吸うだけでなく、黒カビを媒介して病気の原因にもなるので侮ってはいけません。ネットや殺虫剤で防護します。


コナジラミ類

初夏から秋にかけて発生します。アブラムシと同様に汁を吸うほか黒カビを媒介します。中でもタバココナジラミはトマト黄化葉巻病の原因にも。殺虫剤だけでなく、まさかの天敵であるツヤコバチ系まで販売されています。


アザミウマ類

春から秋にかけて発生し、周りの草木から成虫が移ってきます。成虫も幼虫も葉の汁を吸ってしまいます。変色した部分を病気と勘違いしやすいです。トマト黄化えそ病を媒介します。


ヨトウムシ類

蛾の幼虫で、春と秋に発生します。ネットをかぶせることで成虫の侵入をシャットアウトして予防すれば大丈夫です。


トマトサビダニ

体長は0.2ミリで、春から秋にかけて発生します。名前の通りトマトに多く発生するダニです。葉っぱが褐変してくるりと巻き込むようになります。ひどくなると実にも影響が出て灰褐色になってしまいます。

 

害虫駆除


せっかく家庭菜園をするなら無農薬で収穫したいもの。そこでまずおすすめするのが防虫ネットです。かなり目の細かいタイプも販売されているので、蛾の幼虫はもちろんアブラムシサイズでも通しません。木酢液もおすすめです。希釈して散布することで、虫除けだけでなく病気の予防もできます。


虫が付いてしまった場合は、規模が小さいなら手作業で取り除きましょう。ついでに葉っぱに死骸や糞がついていることもあるので、よく確認して洗い流し、病気を予防します。

それでも被害が止まらない場合は農薬の出番です。農薬以外にも、自己責任ですがスーパーの食材を使って自分で薬剤を作ることも出来ます。唐辛子と焼酎を混ぜて希釈して散布するやり方もありますし、アブラムシなど小さい虫には牛乳をスプレーして窒息死させるやり方もあります。


 

さいごに


害虫駆除は早期発見早期対処が基本です。毎日水やりするときに細かく確認する癖をつけましょう。虫がついてしまったら自分のスタイルに合わせて、どういった駆除の仕方をするのか考えてください。ちなみに、他に草木や野菜を育てている場合は移っていないか注意が必要です。トマトの害虫だけ駆除してもまたすぐに戻ってしまいます。

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