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菜園コラム

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トマトを毎年同じところで作るとダメ?連作障害

執筆者の写真: ガーデンノート編集部ガーデンノート編集部

更新日:2019年3月17日



家庭菜園で好きな野菜を育てるのは当然ですが、毎年同じところで同じ野菜ばかり作っていると、連作障害というものを起こしてしまう可能性があります。

連作障害とは何かご説明します。


連作障害とは

同じ畑で同じ野菜、同じ科の野菜を育て続けることを「連作」と呼びます。

連作をしていると、病気になったり、上手く育たなくなってしまうことがあります。これが連作障害です。


連作して良い野菜と良くない野菜

トマトは連作障害を起こしてしまう野菜です。ずっと同じところで育てていては良くないのです。

家庭菜園で良く育てられる野菜では、他にエンドウ豆、ナス、ピーマン、キュウリなども連作すると障害を起こします。

逆に連作障害にならない野菜というのもあり、ネギやトウモロコシ、ジャガイモ、カボチャなどが挙げられます。


対策

連作障害の対策はいくつかあるため、家庭菜園で実践しやすい4パターンをご紹介します。


輪作

一番は連作をせず、休作することです。休作と言っても、畑を数年間放置するわけではありません。

トマトを作ったら次は大根、その次の春には豆を作り、秋になったらほうれん草…。こういった感じでローテーションを組んで栽培すれば連作にはなりません。このような栽培方法は輪作と呼びます。


有機物を入れる

堆肥などの有機物を入れることで土をふかふかに戻し、減った養分も回復させます。デメリットは有機物目当てにコガネムシの幼虫などが増える可能性があることです。あまり増えると根っこを食べられてしまいます。


接ぎ木

接ぎ木した苗を使います。トマトの連作障害で起こりやすい病気である青枯病や半身萎凋病に抵抗のあるものを利用します。


天地返し

トマト作りが一段落したら畑の深いところの土と表面の土を混ぜ合わせます。深いところから病害虫の少ない土を持ってくることでそれらの活動を抑え込むのです。


さいごに

これだけ対策しても、1つだけ注意しなくてはならないことがあります。市民農園など貸し出しの畑を借りた場合です。

前に借りていた人が何を育てていたかわからない場合は、いきなりトマトなど連作できない野菜を育てると連作障害を起こしてしまう可能性があります。

心配なときは、トウモロコシなどの連作できる野菜で様子を見ると良いでしょう。


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