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菜園コラム

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  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

トマト栽培で消石灰を使う

更新日:2019年3月17日



トマトの土作りで注意することと言えば肥料の成分量や土の性質ですが、もう1つ忘れてはならないのが土の酸度調整です。酸性が強すぎても、アルカリ性が強すぎてもトマトはまともに育ちません。これを調整するために消石灰を使います。


消石灰とは

理科で皆さんご存じでしょう、石灰石から作りだしたもので、混ぜるとアルカリ性になります。

石灰の仲間で、他には苦土石灰や有機石灰といったものも販売されています。消石灰との違いは前者がマグネシウム入りであること、後者はそもそも石灰石からの精製ではなく、牡蠣の貝殻などから作ったものであることです。


消石灰の使い方

土作りの時に、1m2あたり120g〜150gを目安に混ぜ入れます。トマトは弱アルカリ性からある程度の酸性までかなり広い範囲に適応するので、あまり気を入れて大量にまく必要はありません。


「もともとの土壌のPHがわからないのに適当に混ぜて大丈夫なの?」「元がアルカリ性だったらPHは上がりすぎるのでは?」と気になる人もいるかと思います。日本の土は大概は弱酸性ですし、よく混ぜる赤玉土やピートモスなども弱酸性を示します。うっかり大量に消石灰を混ぜない限りは大概大丈夫です。どうしても気になる場合は土壌酸度計を使ってください。


さいごに

プランターで栽培するときはあまり使う機会が無いかもしれない消石灰ですが、畑でトマト栽培をするときは地ごしらえで毎年お世話になるはずです。自分で適切な量を見極められるようになると良いですね。


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