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菜園コラム

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  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

トマト栽培は土の準備から!美味しい野菜を作ろう

この記事では家庭菜園でトマトを栽培するための土の準備について紹介します。栽培する際の参考にしてください。


トマトは酸性の土で大丈夫?




野菜栽培していくうちに、次第に畑の土は酸性へ傾いてしまいます。野菜は種類により酸性の土壌でも育てられるもの、アルカリ性の土壌のほうが適するものがあります。


トマトは酸性土にもやや弱く、弱アルカリの土を好みます。トマトを栽培する前には土壌の酸度を確認するとよいですね。


酸度を知るために


雑草を見ることで土壌の酸度を予想できます。


スギナやシロツメグサ、ヨモギ、オオバコなどが生えている場所は酸性の土地が多いです。草むしりの際に注意して観察しましょう。


また、測定器などを使えば、酸度がより知ることができます。土壌酸度計は土に刺して測定する機械で、具体的pH値がわかります。pH試験紙は色で酸性・中性・アルカリ性がわかります。


苦土石灰と堆肥





酸性に傾いた土を改良するために石灰をまくことが有効です。石灰には様々な種類がありますが、畑でおすすめなのは苦土石灰(くどせっかい)。


消石灰は土が固くなってしまうことがありますが、苦土石灰は消石灰よりも緩やかに効きます。さらに、野菜の生育に必要なマグネシウムとカルシウムを補給できます。


苦土石灰をまいたら、土を耕し、1,2週間おきます。その後、堆肥や鶏ふんなどをまき土に混ぜ2週間ほどおきます。


元肥


栽培する量や栽培スペースに合わせて畝をつくります。畝の幅は、約80㎝から1mほど、高さ約30cmです。


畝ができたら、溝を掘り30〜40cmほど掘り、元肥(もとごえ)をまきます。


トマトの根は深くまで伸びるので、溝を深めに掘るのがポイントです。


元肥には落ち葉堆肥や腐葉土を使うとよいでしょう。トマトは収穫期間が長めなので、即効性のある化学肥料よりゆっくり効果が出る有機堆肥のほうがおすすめです。


また、元肥の量が多すぎると葉だけが茂り実がならない木ぼけを起こしてしまうことがあります。量としては、溝1㎡あたりスコップ1杯程度です。


元肥を追加したら、土をかぶせ畝を元通りにして、約1週間おいてから苗を植えます。元肥まいた直後に苗を植えるとだめになってしまうことがあるので注意しましょう。


さいごに





土の準備は、地味なことですがとても大切なことです。おいしいトマトを収穫するためにも土の準備にしっかり取り組みましょう。


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