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この記事では、トマトの土作りをするときのポイントを、変動しやすい物質ごとにご紹介します。
元肥の分量などに困ったら参考にしてみてください。
変動しやすいデータ
土作りの時には適切な量を混ぜていても、一度トマトなど野菜を栽培すると比較的変動しやすい物質があります。それが石灰、苦土、カリ、リン酸、窒素の5つ。
また、これらの物質の量の変化に伴ってPHも多少変動します。
窒素とカリ
ご紹介した5つの物質のうち、窒素とカリは水に溶けやすい物質です。水やりをくりかえしているうちに流れ出ていきやすいため、土作りの時はもちろんトマトの育成中にも不足していないか注意する必要があります。
石灰と苦土、カリ
石灰はPHと密接な関係があります。PHがトマトにとって適切であれば土作りの時に石灰を混ぜる必要はほとんどありませんが、酸性に傾きすぎている場合は石灰を混ぜて調節します。
ここでポイントなのは苦土とのバランスです。
石灰:苦土:カリ=5:2:1程度がオススメで、これのバランスが酷く傾くとトマトの栄養吸収に影響が出始めます。
リン酸
肥料の3要素の1つであるため、栽培の後はどうしても不足します。土作りのときはほぼ必ず入れる必要があります。
さいごに
これらのデータを元に土作りをすることは家庭菜園レベルでは難しいことですが、頭の中に知識として入れておくと、トマト栽培だけでなく他の野菜栽培でも応用することができます。
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