この記事では家庭菜園で栽培するトマトの種の選び方について紹介します。栽培する際の参考にしてください。
種類豊富なトマト。種選びは、サイズと用途で決めよう。
世界では、日本国内で栽培されている品種も百種類以上あるといわれています。数多い品種の中からどれを育てるのか迷いますよね。
トマトの品種選びは、まずサイズで決めましょう。トマトはサイズごとに大玉、中玉(ミディトマト)、ミニトマトとなっています。初心者の場合は、比較的実りやすいミニトマトがおすすめです。
また、生のまま食べるのか、加熱調理するのか用途によって品種を選びましょう。
ミニトマト
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キャロルパッションは、丸くて赤いミニトマトです。糖度が高く、酸味とのバランスもよい品種です。病気への耐性も十分あり、初心者でも育てやすい品種です。
キャロルパッションと異なり形が細長いプラム形をしている品種がアイコです。うまみとコクが強く美味しいと人気の品種です。色違いでオレンジアイコ、イエローアイコもあり、赤いアイコよりもフルーティーな味わい。皮が厚いので、生でも加熱調理にも向いています。初心者でも比較的育てやすい品種です。
黄色いミニトマトは実が割れやすいですが、それを解決したのがハニーイエローです。一房当たりの収穫量も多いのが特徴的。
ミディトマト・大玉トマト
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ミディトマトでおすすめの品種はフルティカ。甘くて、たくさん収穫できます。斑点病や葉かび病になりにくく、実割れもしにくいので育てやすい品種です。
家庭菜園初心者でも育てやすい大玉トマトは、桃太郎です。桃色トマトの代表で、高糖度で肉質がよいからサラダなど生で食べるのに向いています。
桃太郎には桃太郎EXやファイト桃太郎、サニー桃太郎などさらに品種改良された種類があります。栽培の都合に合わせて選ぶとよいですね。
他に大玉トマトで人気なのが麗夏です。耐病性があり、露地栽培でも丈夫で育てやすく家庭菜園に最適です。
加熱調理用トマト
加熱調理用におすすめなのがイタリアン・サンマルツァーノ。トマト缶にも使われている品種で、トマトソースを作るのに向いています。環境の変化にも比較的対応できる強い品種のサンマルツァーノは、日本でも栽培できます。
変わった品種のトマト
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店頭ではあまり販売されていない個性的な品種を育てるのも家庭菜園の醍醐味ですね。
グリーンゼブラは、緑色でしま模様があるのが特徴的です。やや固めのときにソテーして食べるのがおすすめです。
ブラックチェリーは、赤黒いミニトマトです。見た目が変わっていて、加熱調理には不向きですが、甘みも酸味もほどよく感じられるのでサラダや料理の添え物として使うのにむいています。
さいごに
トマトは、種類が豊富です。家庭菜園初心者にも育てやすいものから、変わった種類のものまであります。今回紹介したものを参考に品種の選定をしてみてください。
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