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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

スイートバジル(ハーブ)栽培記録 〜発芽と植え付け編〜


それから何度かの降雪があり、ようやくゆっくりではありますが畑も姿を現してきました。

まだ黒く湿っていて耕すことのできませんので、これから土が十分陽を浴びることができる晴れの日が続いてほしいです。



発芽作業2日目



 水を与えて2日で、早くもバジルの種から根が出始めました。

バジルの種を置いてあったのは日の光を十分に取り入れることのできる窓辺の暖かい場所です。

発芽したのは1つだけではなく、間もなくしてほとんどの種が発芽しました。

一袋に入った種の量が多かったので、水に浸しただけでも4~50個の種でしたが、この数日後には発芽しなかったのは1個だけとなりました。

実際に植え付けるのは10苗もいらないのですが、種一袋だけで畑いっぱいに育てられるほどの量がありそうです。


発芽作業5日目


 発芽し始めてさらに三日ほどで、黄緑の芽が種皮から出て、苗らしい姿になりました。

もう少しで伸ばせば1cm程度になりそうです。

 写真の時点では少々水が蒸発しきってしまいわかり辛くなってしまっていますが、根の部分からは綿のように細かい根毛が生えました。このままキッチンペーパーの上で育て続ければ、地面であるキッチンペーパー内部に突き進んでしまうかと思われます。


このように問題なく発芽しましたので、この苗を育苗トレーに植え付け、本格的に育苗が始まります。


 ところで、作業中種に少しばかり土をこぼしてしまったため、水で少しゆすいでみたのですが、種の周りのゼリー状の層が土を吸着して全く取れませんでした。

 バジルは目箒ともかつては呼ばれ、昔の人たちはこのゼリー状の部分で眼の汚れを取り目薬のように使っていたとも言われます。種で眼を洗うというと、あまり想像がつかずにわかには信じられませんでしたが、この吸着力を見ると確かに目の洗浄にも利用できそうです。目薬として利用されたのが中国から伝来した江戸時代だそうですが、他にもゼリー状の部分を薬として利用したそうです。

 このように種の利用法ばかりでそれ以外の使用についてはあまり伝え聞かないので、バジルの葉は当時の人たちの口には合わなかったということでしょうか。その後、イタリアンブームが到来してようやくハーブとしてのバジルが日本に定着したということなのかもしれません。

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