top of page

菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

バジル 14週目

執筆者の写真: ガーデンノート編集部ガーデンノート編集部

 熱されるような暑い日があったかと思えば、雨に降られて夜は冷える、といった人間には不安定に感じられる季節です。

人間には体調を崩す原因にもなる寒暖差ですが、作物にはどう感じられているでしょうか。

作物には少し寒く感じられているのではないか、そう思うような日もあります。

これから夏らしい暑く晴れ続きの日々になるにはもう少し先になりそうなところで、しばらく気温には物足りない思いをすることとなりそうです。



栽培97日目





 バジルはすっかり週増しに丈が伸びていくようになってきました。

ついこないだまでは葉に主茎が隠れている恰好でしたが、今ではすっかり風通しが良くなっています。

これ以上高くなってくると、太陽に向かって倒れかけていることもあり支柱を立てることになります。

脇芽の葉も順調に増えていることもあり葉数も増えているのではありますが、そのぶん虫害も増してきました。

今生えている葉もいずれは収穫して食べることとなるのですが、1株につき3枚以上は虫に齧られた後なのが惜しいです。






バジルの虫よけ対策


 こうなってくると、いよいよ虫対策を本格的にしなければなりません。

今まで他の作物のついでに希釈した「木酢液」を散布していたのですが、ハーブですので葉に直接散布するわけにもいかず、根本に吹きかけるような形でした。

 追肥のタイミングで株の周りには籾殻くん炭を投入する予定で、これもまたアブラムシなどの害虫を忌避する効果がありますが、これも上記同様根本のみの効果だと思います。


 ハーブの虫よけは実や根を食べる作物のようにはいかず、打てる手が違ってきます。

調べたところ、「レモン水」での害虫の忌避というものがあるそうです。

レモンは酸性であり、その柑橘系の匂いは多くの生物が苦手とするところ。

ただし果物は果糖を含んでいる為、虫よけとして効果は確かな一方、そこだけは心配です。


 そこで今回は同じ酸性である酢水を作って散布することにしました。

酢もまた虫の嫌う匂いであり、様々な作物が悩まされるうどんこ病にも効果があります。

そのままの食酢(穀物酢)を使う場合、約10~30倍に希釈して使います。

これ以上の濃度となるとかえって作物にとってダメージになってしまうでしょう。

こまめに与える場合は薄く、様子を見ながら与える場合濃く希釈するとよいかと思います。

500mlのペットボトルの場合、小さじ10の酢と水で満たせば10倍、小さじ5なら20倍となるでしょう。


 これらのスプレーを葉の裏まで吹きかけます。

風味が残ることが心配になるかと思いますが、薄めた液なのでそこまで残るとも限りません。

雨の日も多いのでこまめに与えないといけないと思いますが、これで効果を期待します。

閲覧数:43回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


© 2018 garden-note

bottom of page