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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

バジル栽培 17週目

 雨雲がまだ分厚い日もありますが、夏らしく堆く白い雲が日常的になる日も近くなってきました。畑では様々な作物が収穫を迎えていますが、スイートバジル以外のハーブも収穫できるようになってきています。


栽培に注意が必要なものの夏にさわやかな清涼感を味わうことができるミントや、トマト料理に活用できるオレガノは花が咲く頃が旬のピークです。大葉や、赤紫蘇なども、夏に落ち込む食欲に効くハーブです。これらのハーブは越冬・こぼれ種で翌年も同じスペースで栽培することも可能ですが、バジルは露地栽培での越冬には残念ながら向きません。


寒冷地ではあくまで一年草として栽培するのが一般的です。その点を除けばハーブは手のかからない作物が多いので、毎年のように普段は使わないようなハーブを沢山堪能することができています。



栽培118日目





 摘心して2週間、追肥し1週間ほどが経ちますが、どんどん側枝が生長のメインになってきました。摘心するまではどんどん縦長になっていたので、横に生長してきてバランスも良くなってきています。大きな葉はもう摘み取っても良いほどには生長していますが、数枚では料理にはまだ足りませんので、活用できるほどの量になるまで虫に食べられないよう願います。





 とはいえ虫食いが若干増えたようにも見え、葉の裏をチェックしたところこんな姿がありました。この日は雨上がりだったのですが、雨の日にはおなじみのカタツムリです。


これがナメクジだったらギリギリお見せできないような姿だったかもしれませんが、カタツムリもナメクジも共に害虫のカテゴリーにあります。ナメクジは葉を食べて作物に穴をあけてしまう他、寄生虫を有している可能性からあまりよろしくありません。ナメクジのついた後の作物を食べるのも駄目ではないとはいえ注意が必要と思われます。


 見つけたからには後手ながら対策は必要、ということでまずの対策として見つけたカタツムリは全て遠くへ移動させました。


 そしてカタツムリは地を這う生き物ですので、葉に散布するタイプの対策よりは、地面に設置するような対策が有効です。例えば珪藻土や卵のカラを蒔くという対策がありますが、急には大量に手に入りそうもありません。土作りに使った有機石灰では、むしろカタツムリの好物ですので効果は見込めなさそうです。


 コーヒー等カフェインを含んだ残りかすを蒔くという方法は手軽ですので試している人も多いのではないでしょうか。


 その他、カタツムリ・ナメクジが嫌うものに銅があり、これは100円均一やホームセンターでも園芸用のグッズが売られています。


 虫害がカタツムリだけのものとは限りませんが、どれかが手に入り次第試してみようと思います。

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