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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

ブロッコリー栽培のための土づくり

ブロッコリーを畑に植え替えする前に土作りをします。今回は土作りのやり方を紹介します。




やせた土地での栽培


今回ブロッコリーを植える場所は、以前畑として使われていましたが、耕作放棄され最近まで雑草が茂っていたところ。

畑として使われていたときも手入れがあまりされていなかったようで、土中には石ころがまだ多くあります。

伸び放題だった雑草や笹を刈り取り、石を手作業で除き、石灰をまき耕しました。土壌改良をしてきましたが、土は粘土質で表面が固くまだ良い土とはいえません。

ブロッコリーの苗を植える前にさらに土壌改良をします。




土づくり


腐葉土と、鶏ふん、苦土石灰が含まれた化学肥料をまき、耕運機で土を耕しました。

鶏ふんは、窒素、リン酸、カリウムなどをバランスよく含む有機肥料です。ただし、鶏ふんには石灰も含まれているので、土壌をアルカリ性にしやすい特徴があります。鶏ふんを使用する際には土壌のpHを確認し石灰の使用量を調整するとよいです。

今回は、「土が固くならないように石灰と堆肥を合わせてまくとよい」と聞き、試しました。けれど、通常は石灰と堆肥・化学肥料のタイミングはずらしたほうがよいそうです。通常の畑の場合は、石灰をまき耕したら1週間置き、堆肥と化学肥料をまき再度耕します。





土づくりしてみて


1週間後、畑の土を見てみると、表面が固くなっていました。ブロッコリーの苗もまだ小さく畑に植え替えるには早いので、腐葉土を追加して耕して様子見することにしました。

隣の畑の農家の方に相談したところ、周辺の土地は粘土質で固く土壌改良が難しいそうです。土づくりは、一朝一夕には完成しないもので、ずっと続けていくものだと考えさせられました。


土を柔らかくするにはが腐葉土が有効です。現在ホームセンターで購入した市販の腐葉土を使っていますが、もっと大量に腐葉土を使いたくて、自分で腐葉土を作っています。


落ち葉や畑作業で出た雑草を畑の一か所に集めて、上に重ねていきます。乾燥しないようにシートをかぶせています。1年ほど続けて、腐葉土ができるようになりました。


腐葉土が出来上がるまで時間はかかりますが、自分で作る分安価です。家庭菜園では、コンポストを利用するのもおすすめです。





すぐ植えないでしばらく待つ


石灰や肥料をまき耕した後は、1,2週間置いて待ちます。すぐに野菜を植えないのは、石灰や堆肥の成分を土に馴染ませる必要があるからです。


土の準備が整ったら、苗の植え替えをします。次回は、ブロッコリーの苗の植え替えについて紹介します。

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