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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

枝豆 11週目

 今の時期は畑を訪れることは一日に1回、2回、水を与える為ということがほとんどです。

そんな風に畑道に入っていくと、気づけば脚にはタンポポの綿毛がいくつも絡みついています。

こんな風に家の中に種を持ち込んでしまうことが結構あり、バスや電車の中でまとわりついたタンポポの花粉や種に気づくこともしばしば。

間違って家の中で発芽するなんてことがあればそれはそれで面白いのですが、

こうして意識しないうちにタンポポの種を運んでしまうということは、人間もうまいように種の運び屋にされているということが身を持ってわかります。

 タンポポはそんな典型とも言えますが、種自体はふつうの形をしているのを見ると、観葉植物として家の中で種から育てられないものか、などと興味もわいてきます。

春の育苗がひと段落ついた今の時期だからこその好奇心でしょうか。



枝豆植え付け6週目(栽培開始11週目)





 枝豆の枝葉は先週よりもさらに空を仰ぐように広がっているように見えます

先週まではもう少し全体が閉じている印象がありましたが、本葉が5枚を数えてからか、全体的に生長速度に活力を感じます。

 枝の間で細かい毛に埋もれるようにあった摘心予定の6枚目以降の頂芽も、形を確かに確認できるようになりました。


 この枝豆に限らず、植物の表面には産毛のような細かい毛が生えていますね。

産毛と言うには適切ではないので、調べてみるとこれらは「トライコーム」と言う名称だそうです。

他には「毛状突起」とも言うそうですが、植物を観察すると必ず目につく部分にも拘わらず意外となじみやすい名称は無いようです。

枝豆は普段目にする莢を見ても想像がつく通り、生育途中からびっしりとトライコームに覆われています。

 トライコームは害虫や強い光などから植物を守り、時に香気成分を含み防虫などの働きもするそうです。

作物の健康的な生長の為だけでなく、匂いを頂く作物にとっても大事になってくる部分ですね。





 こうして枝豆もびっしりとその身をトライコームで覆って自衛を固めつつありますが、それも空しくまた虫に噛まれた模様です。

近くの作物はまだこのような被害はあまりなく、やられたのは上部の葉に集中しているようです。

幼虫よりは成虫の仕業なのかもしれません。

近頃では雨も降り、木酢液は洗い流されてしまいます。

初歩的な対処ではありますが、当座はこまめに散布することを心掛けたいと思います。


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