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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

枝豆栽培 15〜20日目

 もうじき枝豆の種を蒔き3週間が経過しようとしています。


雪に覆われた時期も終わりはじめ、外での作業が増えはじめました。

まだ踏み固められていない畑の土はふかふかとしており、重たい雪の下にあったのが嘘のようです。


冬眠中の虫や幼虫、発芽しはじめた雑草など、栽培は始まったばかりですが、最も触れ合う機会の多い季節かもしれません。


枝豆 栽培15日目


 前回は間引きを行うところでしたが、間引きをした苗も別トレイに移し、それぞれの苗に違った手法を施すことにしました。

先週の時点でかなり徒長した苗でしたので、それを含めて観察を行っていこうかと思います。


 枝豆は芽生えして暫くのまだ幼い苗の段階で「断根」「摘心」を行うことがあります。

「断根」とは、その時点で生えている根を切ってしまう方法で、

「摘心」は主茎を切ってしまうことでその脇の枝を増やす為の作業です。


 断根は苗の根張りを促進するために様々な作物でも行われる事がありますが、

枝豆の場合、根本が幹にならず蔓のように伸びてしまうツル化を防ぐ、などと言われ推薦されています。

 摘心もまたさまざまな作物で行われる手法ですが、枝豆では本葉が5枚程度の時点で行う方法と、

初生葉、つまり双葉の間から初めての葉が生えた時点で行う方法が広く紹介されているものです。


 と言う事で今回は苗ごとに、断根を行う苗、摘心を行う苗、断根と摘心を行う苗、何も行わない苗に分けて育てることにしました。

何も行わない苗も葉が5枚ほどに成長した時点で摘心を行います。

これらで収穫量の比較を行えるように植え付け時には目印をつける予定です。

今回の早生種ではどの方法が適しているか、楽しみが増えました。





 ということで、まずは間引きとして抜いた株の根を切り、新たなトレーに挿し芽のように植えました。

写真では根が少々残っていますが、土の下にあった部分を僅かに白い部分を残し全て切ってしまいます。

根が再び生えるとわかってはいるものの、幼苗を切ってしまうのは初めてなので心配はあります。

 これをトレーの土に差し戻し、水をきちんと与えて完了です。

初生葉も切ってしまい、徒長苗が一転、スッキリとした見た目になりました。


 それから数日、ほとんどの断根を行った苗はしおれることが無かった為、断根だけを行う苗、摘心だけを行う苗も同じように施しました。



枝豆 栽培20日目





 あまり苗の抜き差しを繰り返すのは良くないので地中の確認はしていませんが、断根を行い数日、経過は良好です。

何も行っていない苗は徒長の為よろめき始めています。

断根を行ってみての感想ですが、上に伸びようとしている段階で根を切ってしまうことで徒長の抑制になったのかもしれません。


 最近は天気の良い日が続いていますので、日光浴はもっぱら外で行っています。

そして、植え付けを行う畑では土起こしを起こす時期です。

枝豆達も長いトレー暮らしを終え、畑に植える時が近づいています。

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