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菜園コラム

家庭菜園に役立つ記事をお届けしています。

  • 執筆者の写真ガーデンノート編集部

梅雨のときのトマト栽培の仕方

長すぎる梅雨とトマトの生育


6月初めに梅雨入りしてから晴れがほとんどありませんでした。今年の梅雨は長く、7月になると曇りか雨の日ばかり。記録的日照不足になりました。







日照不足の影響でトマトの実がなかなか色づきません。大玉トマトは青い実のまま熟成がなかなか進まないし、ミニトマトも以前栽培したときよりも収穫が少なめです。

トマトの栽培にはあまり適していない天候でしたが、7月8日に大玉トマト(桃太郎ワンダー)が初めて収穫できました。


とれた桃太郎ワンダーを食べてみました。あっさりとした味で、熟成が不足しているようです。ミニトマトも食べてみましたが、皮がかたいのが気になります。

日光に当てることでトマトは美味しくなりますが、対策はなく梅雨明けを待つしかありません。






トマトの水やり


梅雨が続いていたため7月は水やりをほとんどしませんでした。トマトは水が少なめでも育つし、水が多すぎると根腐れを起こしてしまったり実の味が落ちたり、トラブルが増えるからです。


トマト農家の方は、ハウス栽培や囲いをつくり、苗にあげる水の量を制限するそうですが、家庭菜園で同じようにやるのは難しいです。家庭菜園でミニトマトを栽培するのであれば、水の量についてそこまで神経質にならなくても生育は問題ないと私は思っています。


ダンゴムシの食害


7月8日トマトの実を見ると、穴ぼこがありました。何かにかじられたように見えます。

調べてみると、この穴はダンゴムシが食べたあとのようです。畑を見渡すとダンゴムシがあちこちに見られました。


街中や畑などいろんなところで見かけるダンゴムシ。特に害があるようには見えませんが、実はダンゴムシは雑食性で作物を食い荒らすことがあります。


普段は土の中や落ち葉などに生息していますが、雨続きでじめじめした天気でダンゴムシが生育するには適した環境になり大量発生してしまったようです。


ダンゴムシは雑食性で農作物を食べる害虫です。けれど、駆除するのはためらいました。枯れ葉を食べ、土を良くしてくれる益虫でもあるからです。


数が多すぎなければ被害は特に問題はないし、もうじき梅雨が明ければダンゴムシは減るでしょう。農薬を使ってまで駆除する必要性はないと判断しました。


除草と葉の手入れ


多湿な状態は病気や害虫といったトラブルが起こりやすくなります。ダンゴムシもじめじめしたところが好きです。ダンゴムシを寄せ付けないためにも風通しを良くする必要があります。


風通しを良くするために除草をしました。雑草はしっかり根を張ってしまい、表面だけ抜いても根っこが残ります。くわを使い根を掘ってから雑草を抜きます。

また、トマトの苗の下のほうの葉が一部枯れてしまっていたので、取り除きました。





まとめ


今年は想定外に梅雨が長くなり、トマトがなかなか色づかず収穫量が少なめです。梅雨明けが待ち遠しいです。


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